オンラインカジノって何?世界の人気カジノとカジノによる違い、入出金方法・日本の法律状況に至るまで完全調査しました。
オンラインカジノって何?
オンラインカジノとは、読んで字のごとく「オンライン(Online)」にある「カジノ(Casino)」の事。インターネットカジノや、それを略してネットカジノなどと呼ばれる事もある。
オンラインカジノのルーレット画面
オンライン(online)とは、
コンピュータネットワークでノードが当該ネットワークに接続されており、ネットワークを通じてサービスを受けられる状態をいう。
逆に、実際にあるカジノは、リアルカジノやランドカジノと呼ばれている。
オンラインカジノの歴史
オンラインカジノのサービスが成り立つには、ゲームを楽しめる高速インターネット回線が必要。なので、歴史はそれほど古い訳では無く、インターネットが世の中に普及し、高速化されはじめた1990年前後からスタートした業種となります。
インターネット上で気軽に楽しめて、お金も賭けられるサービスの誕生に、既存のカジノやギャンブル事業者や、全く関係の無い事業者など、幅広い企業が参入しました。まさに「オンラインカジノ戦国時代の到来」と言えます。
ですが、オンラインカジノ企業同士の対決ではなく、この時代の被害者はプレイヤーでした。テレビゲームと同じように、パソコンで遊ぶことができ、実際のお金も賭けることができる。しかもうまくいけば一攫千金。この甘い言葉に飛びついた参加者達は、多くの賭けを楽しみました。が、全ての事業者が真っ当なサービスを提供している訳ではありません。セキュリティ面やライセンスも無い時代、プログラムでカジノ側が負けない様にする事は造作もないことでした。
勝てる事の無い様に仕組まれたプログラム相手に参加者はお金をつぎ込み破産してしまう人も続出したのです。そして、数年が経ちようやくこの現状に各国の政府が動き、ランドカジノ同様に、政府からの運営許可(ライセンス)やサービスの正当性をチェックする機関などが作られたのです。
政府や機関が発行するオンラインカジノのライセンス(運営許可書)
ライセンスを持った正式なオンラインカジノが誕生
株式上場する企業も誕生
日本にはカジノがありませんでしたから、全く想像もつかないと思いますが、ランドカジノやオンラインカジノが法律で合法と認められている国においては、売上が高まれば、株式市場への上場のチャンスも当然あります。
両企業共に、何千億円の売上を誇り、参加者への払い戻し額の比率であるペイアウト率も90%以上を保つ、真っ当な企業です。
こういった正当なサービスが利用される事で、オンラインカジノでとんでもない金額の勝利を手にする人も現れ、世界の人々に一般的に楽しまれる遊びとして定着したのです。
リアルタイムで楽しめるライブカジノは本物同然。
オンラインカジノの中には、テレビゲームの様にゲームのプログラム(コンピューター)と勝負を楽しむゲームと、本物の人間(ディーラー)とリアルタイムにゲームを楽しむライブカジノという物があります。
テレビゲームで言うならば、通常プレイとオンライン対戦の様な物。
ライブカジノのシステムも、ここ数年で急激に進化しており、視覚的な感覚や遊び方は、まさに本物のカジノで遊んでいるのと変わらない。
カジノ運営企業とは違う「ライブカジノシステムの専門企業」がゲームを提供しており、シューからカードが出てくるのも映像でしっかりと確認ができる。不正が無い事がわかる事で、透明性のあるライブカジノはかなり人気が高い。
世界の人気オンラインカジノ
オンライン上のサービスは場所に依存しない為、世界各国から参加者が集まります。 ですが、上記で説明した通り、時代を経た事で不正を行っていたカジノや、サービスの悪いカジノは人気を落としました。時代という材料で篩いにかけられた現在、残っているのは、優良なサービスを展開するサービスのみと言えます。
それでは、その中でも世界の人々に愛されている人気オンラインカジノを紹介しましょう。
業界シェアの高いオンラインギャンブル
こちらはオンラインカジノを含め、オンライン上のギャンブルを総合的に提供している企業となります、世界のオンラインギャンブル業界シェア上位3位は以下の通り。
サービス単体として、上から順番にシェアが高い物になり、ウィリアムヒルが世界最大ではあるものの、2016年に業界シェア2位のラドブロークスが3位のコーラルが吸収合併し、企業体としては、ラドブロークスが世界最大となった。
以下のベット365(bet365)は、シェアで言うと、上記3サービスにはおよびま及びませんが、利用しやすいインターフェースは世界最高と評価されています。
新興勢力で伸びているオンラインカジノ
新しい技術がどんどん生み出されるオンラインカジノ業界では、新興勢力(新しい企業だが業界シェアを急激に伸ばし注目されている企業)の活躍も目覚ましいものがあります。中でも、以下の3サービスは、特に評価の高いものとなります。
日本人に親しまれているオンラインカジノ
世界の多くの地域の顧客に楽しまれているサービス程ではないものの、地域密着の様な形で運営され、日本人が遊びやすく、アジア圏を中心に人気が高いカジノもあります。
ジパングカジノには、同企業が運営する2つの姉妹カジノ「777BABY Casino(ラッキーベイビーカジノ)」「Casino Jamboree(カジノジャンボリー)」が存在する。いずれもコンセプト違いで人気が高い。
カジノ選びのポイント
どこかの旅行先でカジノに行くというのであれば、どのゲームで遊ぶのかには迷ってもカジノ選びでそれ程悩む事は無いと思いますが、オンラインカジノは、インターネットでアドレスをたたけば、どのサービスでもすぐに見れてしまうからカジノ選びも情報が必要になります。
ソフトウェアによるゲームの違いが選ぶポイント
簡単にオンラインカジノによる違いを説明すると、搭載されているソフトウェアによるゲームの違いになります。カジノを選ぶ際にも必要なのはこれだけかもしれません。
現在のオンラインカジノ業界は、大まかに以下の2種類に分けられます。
・Playtech(プレイテック)のカジノ
・その他の各種ゲーム搭載のカジノ
Playtech(プレイテック)のカジノ
「Playtech(プレイテック)」とは、オンラインカジノ業界で最大の人気を誇る「MARVELキャラクター」のゲームを開発している企業になります。いろいろなオンラインカジノを見て、MARVELキャラのゲームがあれば、それは所謂プレイテック系と呼ばれるカジノである事になります。
その他の各種ゲーム搭載のカジノ
その他の各種ゲーム搭載のカジノは、プレイテック社と違い、運営システム・ウェブサイトなどは、自社での開発を行い、ゲームに関しては世界中にある沢山のゲーム開発企業と提携を行い、搭載される仕組み(ハイブリット型)になっています。
システムの仕組み上、沢山のゲーム企業のタイトルが豊富に並ぶのが売りでありますが、プレイテックのゲームは搭載されません。
これが、2種類に分けられる理由となっています。
ハイブリット型の多くに搭載される人気のソフトウェアは、世界大手ゲーム企業「Microgaming(マイクロゲーミング)」と、新興勢力で多くの賞に輝く「Netent(ネットエント)」を中心に、他のゲームが入る形となっています。
番外:ライブカジノを希望する方
2種のシステムと記載しましたが、人気ライブカジノシステム「Evolution Gaming(エボリューション・ゲーミング)」での遊びを希望している人は、上記2種のシステムを搭載しているカジノの内「その他の各種ゲーム搭載のカジノ」の中から、更に絞る必要があります。
登録・入金時のボーナスの違い
ゲームの違いによるオンラインカジノの選択ができたら、次は、登録時や入金時に貰えるボーナスの違いを確認しましょう。各カジノによって、登録するだけで数十ドルのボーナスを貰えたり、入金時に入金額と同額や300%のボーナス(100ドル入金なら300ドル)をプレゼントするイベントを行っていたりします。
どうせなら多く貰えるカジノが良いと思ってしまいがちですが、安易にそうではありません。注目したいのは、引き出し条件です。引き出し条件とは、付与されたボーナスを引き出す前にクリアしなければいけない条件の事と言います。例えば、上記での述べた300%のボーナス(100ドル入金なら300ドル)を貰った場合、条件がなければ参加者はそのまま全額を引き出すでしょう。100ドルが入金しただけで400ドルになるのですから・・・。でも、これでは商売が成り立ちません。こういった理由で作られているのが引き出し条件となります。かなり真っ当な理由なので、変な条件を突きつけられるという物ではありませんので安心してください。
でも、条件の厳しさ・優しさは各カジノによって違いがあり、入金額の20倍や40倍など様々。この倍率は、受け取ったボーナスと入金額の合計に課せられる事が多く、合計400ドルでスタートして20倍の条件であれば、勝ったり負けたりの合計プレイを8000ドル分行う必要があるという事になります。のんびり遊んでいれば、簡単にクリアできてしまう物ではありますが、この倍率が低いにこしたことはありません。
ボーナスは、沢山貰えて、条件が低いのがベストとなります。
また、この逆に、短期プレイヤー(遊んで賭けて勝ったらすぐに引き出す)は、ボーナスがあると面倒になる場合も多くあります。こういった参加者のニーズに応える為に、オンラインカジノ側もボーナスが不必要な場合は申し出れば付与しないというサポートを行っています。
そもそも、こういった参加者に寄り添ったボーナスが全くなく、短期プレイヤーのニーズ「はやく引き出す」に合ったカジノも誕生しています。それが「Casino Jamboree(カジノジャンボリー)」です。
ゲームが決まった後は、こうったボーナスの有無や条件面を考慮して、更に、選択を進めていきましょう。
入金方法と引き出し方法の違い
ここまで絞れたら、最後は入金方法と引き出し方法を確認するだけとなります。オンラインカジノでは、主に以下の入金・払い戻し体制がとられている事が多くあります。
今回は、日本語対応サービスが行われているオンラインカジノが提供している決済方法に絞ってご紹介する事にします。
○ 入金方法
クレジットカード
銀行振込
ecopayz(エコペイズ)
iWallet(アイ・ウォレット)
ENTROPAY(エントロペイ)
独自決済 ※
日本人プレイヤーに多く利用されている一般的な手段は、ecopayz(エコペイズ)やiWallet(アイ・ウォレット)などの、外部決済サービスを中間に挟み、そこで資金管理する方法です。特にほぼ全てのオンラインカジノが導入している「ecopayz(エコペイズ)」を持っていれば、大体どこでも対応可能となります。
クレジットカードや銀行振込は使えるカードが少なかったり、海外送金がきちんと着金するかわかりませんし、時間もかかるので、外部決済サービスを挟む事で、安心して利用できます。
また、カジノによっては、そのカジノだけで利用できる様に、独自に開発した決済方法があり、よりスムーズな入金ができる様になっています。
引き出し方法も同様に、外部決済サービスが人気です。
○ 引き出し方法
ecopayz(エコペイズ)
iWallet(アイ・ウォレット)
独自決済 ※
実際にお金を賭けて遊ぶので、引き出し手段が無いと成立しませんが、多くのオンラインカジノで、多くの手数料を取られたり、時間のかかる日本への外貨送金は提供しておらず、容易に利用できる外部決済サービスを推奨している事がわかります。中でも、「ecopayz(エコペイズ)」のみという所も多いので、入金・払い戻しを考えた場合、「ecopayz(エコペイズ)」は必須という事がわかります。
海外のよくわからないサービスに大事なお金を入金して大丈夫なの?勝った場合にきちんと支払いが受けられるの?など、単純な疑問が沸きますが、そこは全く日本のサービスを利用している感覚で大丈夫な様です。(優良サービスの場合)
そもそも相手側も株式上場している様な立派な会社ですから、不正の行いようもありません。実績としては、年間何千億円の支払いに応じていて、日本円で1億円を超えるジャックポットの当選にも、業界シェアトップ3の企業であれば、一括での支払いも行っているとの事です。
オンラインカジノに対する日本の法律は?
オンラインカジノは海外の合法サービスです。なので、日本にはオンラインカジノを営業する企業は存在しません。もしあれば、賭博場を開いたことで賭博場開張等図利罪に問われますし、それに参加した方も単純賭博罪に問われる事となります。これはよくメディアで報道される「ビルAで闇カジノを営業していた」という事と同じと考えられ摘発の対象となります。
ですが、海外で合法的に営業されているオンラインカジノを、日本から利用するという場合に至っては、まだ法律がありません。
2016年に日本で初めて、海外のオンラインカジノを利用していた参加者が逮捕された事件があり、カジノの合法化議論も話題だった事もあり多くの報道がありましたが、結果は二通りに分かれました。
一つ目は、逮捕 → 略式起訴 → 罰金刑
逮捕された3名の内、2名は、逮捕後、拘留期間終了時に、担当検事から提案された「略式起訴」を受け入れ「罰金刑」が確定。
二つ目は、逮捕 → 略式起訴 → 罰金刑 → 不服申立 → 不起訴
残りの1名は、担当検事から提案された「略式起訴」を受け入れられず「不服申立」を行いました。そして、申立に対して検察庁が出した結論は「不起訴」。
現行法の結果で重視すべきは「不起訴(無罪)」
逮捕された容疑は同じですが、結果は二通りに分かれた、海外オンラインカジノへの参加の法的処罰は、どちらかというと「不起訴(無罪)」が重視されそう・・・。
というのも、基本的に略式起訴は、起訴する事案(裁判になる)だけども、軽微な罪なので、裁判を省略して手続きをする事です。ですが、その略式起訴に不服を申し立てたら、「不起訴」となるという事は、裁判になった場合は無罪の可能性が強いと検察側が判断したと言えます。